札幌には美術館がいくつもあり、絵画や彫刻など様々な系統の美術品を楽しむことができます。
その中でも、国内外の優れた美術品に数多く接することのできる美術館「北海道立近代美術館」をご紹介します。
地域性と国際性の観点から、北海道の美術品と日本近代の美術品またパキスタンを中心としたエコール・ド・パリの作家の作品の収集に力を入れています。
東山魁夷展、カラバッジョ展など国内外の著名画家の特別展も数多く催され、美術好きにははずせない美術館です。
北海道立近代美術館のアクセス、基本情報
アクセス
● 地下鉄東西線 西18丁目駅4番出口から徒歩5分
● JRバス、中央バス 道立近代美術館バス停から徒歩1分
● 札幌駅から車で10分
基本情報
住所 | 札幌市中央区北1条西17丁目 |
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電話 | 011-644-6881 |
開館時間 | 9:30-17:00(入場は16:30まで) |
休館日 | 毎週月曜 |
月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休館 | |
年末年始(12/29〜1/3) | |
観覧料 |
常設展観覧:一般 510円 高・大学 250円 中学生以下・65歳位以上・障がい者手帳所持者無料 |
駐車場 |
なし |
駐車場について
道立美術館には駐車場がありませんので、周辺の駐車場を利用します。「ビッグシャイン88北1条駐車場(北1条西15丁目)」を20分無料になるサービスがあります。
料金は20分130円。20分を超えると20分につき130円増しとなります。
美術館1Fの西側入口付近、公衆電話の横に駐車券の押印機が設置されています。そちらで押印します。
外観
1977年にオープンした近代美術館。建物の特徴は斜めになった屋根でしょうか。
美術館を横からみるとこんなに傾斜があります。
施設紹介:1階
正面玄関を入ると2階まで吹き抜けのホールがあります。
ここでは、ミュージアムコンサートなどイベントが開催されます。
ミュージアムショップ
ホール入って左手にはミュージアムショップが。美術関連の商品や、札幌ゆかりの商品が並びます。
札幌軟石を使った、軟石やの「アロマストーンかおるいえ」も手に入ります。
軟石やの「かおるいえ」については下記の記事で詳しく書かれてます。
正面玄関右手には特別展の紹介映像を流しているスペースが。「カラヴァッジョ展」開催中であったので、「カラヴァッジョ特別映像、その生涯と芸術」という映像が。
映像スペースの後ろには、子供のためのスペースが。こちらで用意されている画材でお絵かきが楽しめます。
展示室
館内には展示室Aと展示室Bがあります。
展示室Aは、芸術が花開いた1920年代に焦点をあてた展示「バック・トゥ・ザ・フューチャー 来るべき20年代に向けて」を開催中でした。
こちらは、常設展と同じ料金で中学生などは無料で観覧することができます。
カラヴァッジョ展
展示室Bでは8月から10月14日まで「カラヴァッジョ展」が開催されました。
17世紀のイタリアの天才画家カラヴァッジョの光と闇の世界を紹介しています。日本初公開の作品も含まれ、同時代の画家の作品と合わせて17世紀イタリアのカラヴッジョ芸術の魅力を体感できます。
こんな撮影用パネルも!
真ん中の絵はカラヴァッジョの作品の一つ、兵士が使う盾に人の顔が描かれています。そこに顔をはめて写真をとるというわけですね。
今回のカラヴァッジョ展ですが、到着するはずの美術作品の数点が届かなかったために、お詫びとしてポストカード2枚を入場者に配布していました。
施設紹介:2F
美術館の2階は中央の吹き抜けを囲んで、レストラン、造形室、講堂、展示室、幼児室、映像室など様々な部屋に分かれています。
ロビー
こちらは、ロビー。前庭が一望できるリラックスできる休憩場所です。飲食は可能です。
庭を眺めながらゆっくりお茶をするのは気持ちよさそうです。
飲み物の販売機があります。
ロビーには美術作品が数展。寺田栄氏の風景。
安田侃氏の天秘。
レストラン・ボーザール
美術館のレストランボーザール。北海道の新鮮素材をたっぷり使った、体に優しい料理が特徴。
ハンバーグステーキのプレートやカレーライスなど1200円から1350円。
コーヒー、紅茶は450円ほど。
特別展に合わせたスペシャルランチも限定でありますよ!
前庭
北海道立近代美術館の前庭にも様々な彫刻が展示されています。
お天気のいい日にはこの彫刻の周りの芝生の上でくつろぐ人の姿も見られます。
正面玄関前の作品はベンチのようになっていて、ここから前庭をながめることもできます。
まとめ|美術作品が好きなら北海道立近代美術館へ
北海道立近代美術館は国内外の優れた美術品に数多く接することのできるおすすめの美術館。
北海道だけではなく、日本の他の大都市でも見ることのできないような特別展も見られます。美術好きにははずせない美術館です!
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