北海道の開拓時代の欠かせない存在であった「札幌軟石」をご存知でしょうか?北海道の代表的湖、支笏湖ができた時の火山活動で、流れ出てできたと言われています。
札幌市資料館や倉庫、レストランなどいたるところで目にすることができ、北海道遺産にも選定されています。
そんな札幌軟石を使用したお土産「かおるいえ」などのアロマストーンを作っている「軟石や」さんをご紹介します。
札幌軟石の採石所跡を公園化した石山緑地が近くにありますので、そちらもおすすめのスポットです。
「軟石や」とはこんな店
札幌軟石の採石所があった石山地区に、2019年4月27日に移転オープンしました。この札幌軟石の建物「ぽすとかん」は1940年に建築され、1973年まで郵便局として利用されていました。
札幌軟石の建築や庭にも使えない小さな端材を使って、お家の形をしたアルマストーンなどを販売しています。
軟石や店主の小原さんが札幌軟石の魅力を伝えるために、様々な作品を生み出しています。
お店に入ると、南区産の美味しそうな野菜とプラムが並んでいます。
店主の小原さんがプラムを6種類も試食用にカットしてくださり、いただきました。美味しいので購入して帰りました。
玄関の正面には2階への階段が。正面上に札幌軟石で作られた壁面装飾があります。
ふんだんに木を使用し、落ち着いた色調にリノベーションされ、居心地のいい空間です。
こちらで使用されている柱は、オーナーさんが子供の頃から育ったお家の庭の木を使用しているそうです。それぞれの柱の太さが違うことも面白いところ。
軟石やの店内も落ち着いた木の内装で、かわいい雑貨が並んでいます。
軟石やのアロマストーン
2012年に誕生した札幌軟石のアロマストーン。札幌の町並みを表したような家、石蔵、教会などの可愛らしい小さな雑貨です。
屋根の色は札幌市が定めた札幌の景観色70色の色を使用し、札幌らしさにこだわっています。
お土産としても人気で、新千歳空港、ホテル、北海道立近代美術館、北海道大学総合博物館などでも販売されています。
札幌軟石の吸水性を生かし、アロマオイルを石にしみこませると2、3日ほど香りを楽しむことができます。特にラベンダーは香りのもちがよいとのこと。
電気を使うことない天然のアロマストーンはプレゼントにお土産に最適です。
アロマストーンは種類が豊富で、並べて町並みを作りたくなるほどの可愛さ。主な商品のお値段はこちら。すべて税別です。
● 石蔵 900円
● かおるいえ(大)1,000円
● かおるいえ(小)800円
● えんとつのいえ(大)1,300円
● えんとつのいえ(小)900円
● 札幌景観の家(小)800円
● 軟石ツリー 250円
● 軟石の教会 2,000円
● ことりのいえ(小)1,500円
● ことりたちのいえ 2,300円
軟石やの可愛い雑貨たち
軟石やには、アロマストーン以外にもかわいい雑貨がたくさんあります。女子は悲鳴をあげてしまうほど、素敵な商品たちが!その一部をご紹介します。
本を手作りで製作しているシミー書房のカレンダー、ポストカード、ひとことせん
軟石クッキー
石山に暮らす版画家・府川誠さんのポストカード。優しい色使いで北海道の景色が描かれています。
Studio πのグラス作品。その他はヘアゴム、ピアス、イアリングなども。
軟石マグネット
アロマストーンの下にあるのが、羊毛ガーデンマット。石山在住の羊毛作家すぎたまりさんの「羊毛フェルト工房こころもこ」による作品。
羊毛は北海道産を洗って手染めで作られているそうです。かなり手の込んだ作品ですが、お値段なんと1,200円。
北海道らしく、自然・羊・しまえながをモチーフに製作されています。アロマストーンとセットで使うと素敵なインテリアになりそうです。
軟石やのアクセス、基本情報
● 札幌中心部から車で20分
● 地下鉄さっぽろ駅から南北線で真駒内駅下車
真駒内駅からバス滝野線真駒内滝野霊園行き 石山東3丁目下車 徒歩9分
住所 | 札幌市南区石山2条3丁目1-26 |
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TEL | 070-4087-2975 |
営業時間 | 10:00-18:00 |
定休日 | 月曜日・第2、第4火曜日 |
駐車場 | あり(建物裏に10台) |
まとめ|札幌石山地区軟石やで素敵な北海道土産をどうぞ
北海道の開拓の歴史に深い関わりがある札幌軟石。その札幌軟石の魅力を伝えるお店、札幌石山地区の軟石や。
札幌軟石で作られた建物をリノベーションした店内は木をふんだんに使用した、落ち着いた居心地のよい空間です。
札幌軟石の特性をいかしたアロマストーンをはじめ、可愛らしい雑貨が並んでいます。お気に入りの雑貨と出会えるのではないかと思います。
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