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札幌の小・中学校のスキー学習を解説|持ち物・購入場所は?

スキー場

冬の北海道、一面雪で覆われるこの地で、体育の授業はどうしてるの?と他府県から転勤、移住した方にとっては不思議なところですよね。

 

我が家も首都圏からの引越しで、何もわからず1年目はたいへん戸惑いました。

 

北海道の小・中学校では、冬は体育館で体を動かします。また、北国らしくスキー学習やスケート学習を実施することが一般的です。

 

道東地域は校庭にリンクを作って、スケート学習をする学校が多数あります。札幌の小・中学校はスケートではなくスキー 学習が行われています。

 

今回は、札幌のスキー学習について、我が家の子供達の経験から解説します

 

 

札幌の小学校のスキー 学習

小学校のスキー学習について

札幌の小学校では、100%の学校でスキー学習が行われています。実施されるのは冬休みが終わってから(1月20日頃)です。

 

冬休みの間に、小学校の校庭に大量の雪がトラックで何杯も運ばれてきます。その雪を山のように積み上げ、固めて雪山を作ります。

 

学校によって実施方法や回数に違いがあると思いますが、概ね次のように行います。

 

① 学校が指定する2日間の間に、スキー道具を学校に持っていく。学校の指定の道具置き場に保管する。

 

②  体育館でスキー靴とスキー板の着脱の練習を行う(主に低学年)。

 

③  学校のグランドでスキー学習をする。回数は4、5回。

 

④  3年生からスキー場に行って、スキー学習を行う。回数は2回。 地域によっては1年生からスキー場で学習する学校もあります。

 

⑤  スキー道具を持ち帰る。

 

小学校のスキー授業での注意点

ストックと板はスキーケースに一緒に入れます。ブーツはブーツケースに入れます。低学年にとっては、他の勉強道具と一緒にこの2点を学校まで運ぶのは、大変な作業となります。

 

低学年の子供は、安全のためにも保護者が一緒に登校して助けたり、その他の時間に届けたりすることが多いです。

 

高学年は自分で両方持って歩いています。

 

札幌の中学校のスキー学習

中学校のスキー学習について

札幌の中学校では、9割の中学校がスキー学習を実施しています。

 

一時期、スキー学習の実施率が低下していたそうですが、札幌市が北国札幌らしい学校教育の推進をすすめ、徐々にスキー学習が復活していったそうです。

 

中学校でのスキー学習は校庭では行いません。スキー場での実施のみとなります。

 

実施するのは、1、2年生のみで、回数は2回だけです。

 

実施時期は1月下旬〜2月初旬となります。

 

スキー学習のある日は、朝からバスでスキー場に行きます。午前に3時間ほど滑って、昼食と休憩をとり、午後に1時間ほど滑って終了です。

 

スキー道具は当日の朝に持って出かけます

 

昼食は学校によって違うと思いますが、お弁当を持っていくか、現金を持参しスキー場のレストランのメニューを食べるか、自分で選択します。

 

我が家の子供は、毎回レストランの食事を楽しみに、500円握りしめ出かけています。

 

中学校のスキー学習の注意点

我が家の子供達の学校では、スキー道具は当日に持参します。スキーブーツは専用ケースに入れ、スキー板とストックはケースに入れても入れなくてもかまいません。

 

スキー場に着くとスキーブーツを車内で履き、スキー板とストックを持って外に出ます。ケースはバスの中に置いて行くので、スキー板とストックがばらばらだと歩くのが大変です。

 

そこで、スキー板とストックを留められるバンドが必要になります。バンドって何?と知らない場合もあるかと思います。

 

スキー板とストックを一緒に巻いて、マジックテープで2箇所を留められるバンドが販売さていますのでそちらを持参すると便利です。

 

中学校で初めてスキーをする人は

スキーリフト

中学校のスキー学習では、小学校でスキー学習をしてきたことが前提となっていますので、転校生は大変です。

 

我が家も、スキー未経験で引っ越してきました。どうしたものかと思っていたところ、担任の先生から、「スキーの経験がないようなら、冬休みのうちにスキーの練習に行ってください。スキー靴が履けて、歩けて、リフトにのれるようにしてきてください。」とはっきり言われました。

 

なんと、ハードルが高い!と驚きましたが、素直に事前に2回スキー場に連れて行き、練習しました。

 

スキー学習を終えて、子供が言うことには「自分より滑れない人がいた。」とのこと。

 

ということは、それほど滑れないことを心配する必要はないようです。ただ、ブーツを自分で履いて、スキーの着脱はできるようになっていた方が安心です。小学校のように手伝ってはもらえませんので。

 

スキー学習のための準備

準備するスキー道具

スキー板

小・中学校ともに概ね次のようなスキー用具が必要になります。冬休みの間までに準備しましょう。 

● スキー板

 背丈より短いもの。着脱の簡単なもの。ワックスはしっかり塗っておく。

● スキー靴

 普段の靴よりは少し大きいもの。大きすぎると重く、小さすぎると足が痛みます。

● ストック

 地面から、脇の下くらいの長さ。

● スキーケース

 スキー板とストックがすっぽり入るもの。簡単に開け閉めできるもの。

● シューズケース

 スキー靴が余裕を持って入るもの。出し入れが簡単なもの。

● スキーウェア上下

 小学校低学年は上下つながっているウェアが多いです。普段雪遊びに使っているものでOK.

● 帽子

 つばなしで耳まですっぽり隠れるもの。厚手のニット帽。

● 手袋

 防水になっているもの。5本指タイプが便利。

● ゴーグル

● 汗取りタオル

 朝をかいたらふき取れるように、小学生は背中に入れる。

● 靴下

 厚手の靴下、またはスキー用の靴下。厚手の方が足の負担が軽い。体は熱くなりますが、足はキンキンに冷えます。 

● 下着

 綿のものよりも化繊のものの方が速乾性にすぐれ、汗が出ても風邪をひきにくいようです。

● ヘルメット

 必須ではありませんが、被っているとより安全です。スキー学習では少数派ですが。

 

スキーウェアの下は何を着る?

スキーウェアの下には何を着るのか、スキー経験がないとまったくわかりませんよね。

 

スキー場の気温はマイナスになるので、防寒対策は必須です。しかし、滑り始めると熱くなるので、調節がしやすい素材のものが適しています。

 

我が家の子供達の装備を参考までに、

 

中学生

上:化繊の下着、ヒートテックのタートルネック、フリース、スキーウェア

 

下:ヒートテックのレギンス、学校のジャージ、スキーウェア

 

小学生

上:化繊の下着、ヒートテックのタートルネック、フリース(着ないこともあり)、スキーウェア

 

下:ヒートテックのレギンス、ズボン(履かないこともあり)、スキーウェア

 

スキー道具の購入場所

スキー道具、スキーウェアは10月中旬になると各スポーツ店、量販店で購入できます。

 

スキー道具はについては、次の店舗がよく利用されています

● スポーツデポ

● スーパースポーツゼビオ

● スポーツオーソリティ

● 札幌スポーツ館

● パドルクラブ

● 石井スポーツ

 *スポーツデポの自社製品はこの中では一番低価格です。ご利用は【最短翌日配送】アルペン公式オンラインストアから。

 

スキーウェアについては、上記店舗でも取り扱っていますが、特に小学生は以下の店舗でも購入できます

● イオン

● アリオ・イトーヨーカドー

● しまむら

 

スキー道具の中古販売

小学生は成長が著しく、毎年買い替えなんてこともあります。毎年買い換えるのはかなりの出費になりますので、リサイクル品を購入するのもおすすめです。

 

中古品を取り扱っているお店は多数あります。10月中旬を過ぎると多数入荷されますので、チェックしてみてください。

● ハードオフ

● スポーツReショップ(石上車両株式会社)

● ビッグバン

● スポーツリサイクル りくる

● アウトレットモノハウス

● 2nd Outdoor by セカンドストリート

 

それぞれ品揃えに違いがあるので、何店舗が訪ねてみるといいと思います。

 

▽ スキー道具の中古店の情報は札幌で中古スキーを買うならここ|スキー道具はお得に手に入れよう!

www.kitalog634.com

 

スキー道具のレンタル

札幌ではスキーレンタルができるお店がありますので、スキー学習以外で使用しない場合は、レンタルを利用してもいいでしょう。

 ● スポーツリサイクル りくる

リクルのレンタルは、スキーの3点セット(スキー板、ストック、スキー靴)のシーズン期間レンタルが5,500円から利用できます。

 

* 中学校の場合はスキー場のみの学習となりますので、スキー学習時のみのレンタルで済ませることもできます。

 

その場合も、当日にスキー場でレンタルする学校と、学校を通して事前レンタルし学校にスキー道具を配達してもらう学校など様々です。

 

購入するにしても、レンタルにしても、小学校一年生のサイズは利用者が多いため、安価な物はすぐに売れ切れてしまいます。早めの購入、申し込みがおすすめです。

 

 スキー道具を譲り受ける

子供の成長は著しいので、不要になっているスキー道具がお家で眠っているというご家庭がたくさんあります。

 

先輩ママに声をかけると、意外にも処分したいと思ってた!ということがありますので、勇気を持って聞いてみてください。

 

我が家は、1年目に地元の方が「スキー板いらない?」と声をかけてくださり大変助かりました。

 

また、ジモティなどでもスキー道具を譲ってくださる方がいるので、そちらもチェックしてみるといいかもしれません。

 

札幌市のリサイクル事業

「さっぽろっこスキーリサイクル」というリサイクル事業を札幌市が実施しています。スキー学習にかかる保護者の経済的負担を軽減するために、中古のスキーを回収し、整備・点検をして抽選の上、希望者に配布します。

 

札幌に引っ越してきて1年目に我が家は、このリサイクル事業を通して、小学生のスキー道具3点セットを譲り受けました。いきなり、子供の人数分準備するのは大変な負担でしたから、とても助かりました。

 

2020年の申し込みは

受付期間:11月13日(金)15:00〜11月24日(火)12:00まで。

申し込み受付:リサイクル事業特設ホームページ

        札幌市コールセンター 011-222-4894

当選通知: 12月4日までにハガキで通知

用具引き渡し:12月19日(土)、20日(日)9時から17時の当選通知はがきの記載時間

引き渡し場所:札幌市教育委員会 会議室AB

札幌市HP:さっぽろっこスキーリサイクル2020

 

 まとめ|札幌のスキー学習は校庭とスキー場で

札幌のスキー学習は、すべての小学校、9割の中学校で実施されています。学校によって実施方法に違いがありますが、小学生は校庭とスキー場、中学生はスキー場での学習となるのが基本です。

 

スキー学習には経済的負担が保護者に重くのしかかりますが、中古店やリサイクル事業、レンタルを利用して賢く備えましょう。

 

北国ならではの学習を楽しんでよい経験ができますように!

▽ 関連記事>札幌の小・中学生のスキー学習の実際|事前の練習・お昼ご飯は?

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