北海道教育委員会が7日に発表した公立高校配置計画(2021年〜23年度)によると、22年度から札幌旭丘高校に「理数情報科(仮称)」が新設されることがわかりました。
通称「ガオカ」と呼ばれる札幌旭丘高校ですが、大学受験を目指すいわゆる進学校ではありますが、男女比率のアンバランスと理数系に課題があると言われています。
この課題解消の1つの策としても注目される今回の「理数情報科」の新設計画。新学科導入によって、入学定員や推薦入試の動向も気になるところです。
2020年度からの「理数情報科」新設について現在わかっている情報をまとめてみました。
※ 新しい情報が入り次第、記事をアップデートします。
札幌旭丘高校に新設の「理数情報科」とは
札幌旭丘高校に新設される計画の「理数情報科」は、人工知能AIやデータ技術の急速な発展、デジタル社会の中で活躍することのできる人材を育成する専門学科です。
道内初の理数と情報の専門学習ができる専門学科で、1人1台のタブレット端末を活用し、個々の生徒に応じた効率的な学習を実践する予定です。
データーを分析する技術を身につける「データサイエンス」教育のアドバイザーとして、北大数理・データサイエンス教育センター長の長谷山美紀教授に委嘱し助言を受けます。
その他にも、AI分野で活躍する市内の人材を招く予定です。
理数情報科の定員はどうなる?
札幌旭丘高校は、普通科の高校で、単位制カリキュラムを実施しています。文系理系でクラス分けをせず、入学時から大学進学を見据えて自分で授業を選択しカリキュラムを組みます。
現在は、8学級320人の定員。そのうちの2学級80人を新学科に転換します。
推薦枠について
札幌市立の高校6校(札幌旭丘、札幌藻岩、札幌平岸、札幌清田、札幌新川、札幌啓北商業)は、推薦入試を実施しています。
札幌旭丘高校では、毎年定員の20%の64名ほどが推薦で合格します。
推薦入学の選抜には、面接、英語の聞き取りテスト、適性検査が実施されます。中学校から推薦をもらうのはかなり難しくなっているので、学校内で推薦されるとほぼ合格ということが多いようです。
新学科の新設によってこの推薦枠が今後どのようになるのか注目です。情報が入り次第記事をアップデートします。
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