7.5haの起伏に富んだ自然の中で、国内外の作家による作品を鑑賞できる『札幌芸術の森美術館』。
日本の現代アートを代表する彫刻家、ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲラン、姉妹都市ポートランドからの寄贈作品など、64作家74点の彫刻が展示されています。
作品の多くは、作家が実際にこの地を訪れ、札幌の気候や地形をもとに新たに制作されたもの。札幌の自然とアートが放つ調和の美を、広い空の下楽しむことができます。
札幌芸術の森野外美術館の彫刻作品、佐藤忠良記念子どもアトリエ、冬の野外美術館の様子をご紹介します。
▽札幌芸術の森美術館についてはこちら
- 札幌芸術の森野外美術館の入館料
- 札幌芸術の森の割引情報
- 芸術の森の駐車場
- 野外美術館のチケット販売所
- 彫刻作品紹介
- 佐藤忠良記念子どもアトリエ
- 冬の野外美術館「芸術かんじきウォーク」
- 札幌芸術の森へのアクセス・基本情報
- まとめ|野外美術館で自然とアートの調和美に触れる
札幌芸術の森野外美術館の入館料
札幌芸術の森の入園料は無料です。
● 札幌芸術の森野外美術館:大人700円、65歳以上560円、中学生以下無料
● 札幌芸術の森野外美術館(団体料金):大人630円、65歳以上500円、中学生以上無料
※ 野外美術館料金は夏季は佐藤忠良子どもアトリエ入館料を含む。
※ 団体料金:中学生以下を除く20名以上
● 年間フリーパス:1,000円
札幌芸術の森の割引情報
JAF優待割引を利用する
JAFカードの提示で会員含む5名まで割引が受けられます。
■ 野外美術館:大人 700円 → 630円
■ 野外美術館:65歳以上 560円 → 500円
みんなの優待のクーポンを利用する
クーボンサイト「みんなの優待」のクーポンを利用すると割引が受けられます。
■ 野外美術館:大人 700円 → 630円
■ 美術館観覧料:団体割引料金を適用(展覧会ごとに異なります)
芸術の森の駐車場
札幌芸術の森には、P1からP4の4か所駐車場が整備されています。
駐車料金は普通車500円、大型車1,200円、普通車回数券1,000円(6枚つづり)。
正面入り口を入場して、正面に見える背の高いオブジェの前を左折すると料金所が見えてきます。
野外美術館を利用にはP2駐車場が一番近く便利です。
野外美術館のチケット販売所
野外美術館の入場はこちらから。野外美術館内の佐藤忠良記念子どもアトリエもこちらから。
74点の美術作品が点在。全ての作品を丁寧に見て回ると、数時間必要です。時間に余裕がない時は、地図からお目当の作品を見つけて歩きましょう。
彫刻作品紹介
74点の作品の中からいくつかご紹介したいと思います。自然の中で活き活きと光を放つ彫刻たち。写真映えすること間違いなしです。
「隠された庭への道」ダニ・カラヴァン
7つの作品で構成されています。7mの門、高さ7m直径7mの円錐の建物、全長7mの水路など7という数字が散りばめられています。
これは神が6日で世界を創造し、7日目に休息をとったと聖書に書いてある通り、作者の出身地イスラエルでは7年ごとに耕作地を休ませる習慣があるように、古くから7という数字と人が深く関わってきたことを表しています。
見る方向から、がらっと違う表情を見せてくれる作品です。光の差し込み方で印象が随分と違ってきます。
「雲の牧場」新宮普
風に揺られて雲が動いているかのような作品。
「ふたり」朝倉響子
「石飛ぶ」小清水漸
「椅子になって休もう」福田繁雄
座った自分が誰かのための椅子になる。その輪がつながれば最後尾の人も座れる。そんな助け合い、思いやりの精神が現れた作品です。
「ポートランディア」レイモンド・カスキー
札幌の姉妹都市アメリカ・ポートランドからの寄贈作品。彫刻と木造のパビリオンからなります。ポートランド市役所には同じ像が設置されているそうです。
「風と舞う日」峯田敏郎
「うつろひ」宮脇愛子
空に向かって自由に曲線が広がっていく、空と自然に溶け込む作品。
「四つの風」砂澤ビッキ
木を材料とした作品をあえて野外に設置し、自然の作用によって作品が変化していくことを鑑賞する作品。
4本の木製の作品でしたが、1本また1本と倒壊しています。作品が土に還っていくまで公開を続けるそうです。
佐藤忠良記念子どもアトリエ
札幌にゆかりの深い佐藤忠良の彫刻などの作品を展示するギャラリー「佐藤忠良記念子どもアトリエ」。
彫刻23点、素描16点が展示されています。
館内では、子供たちの感性を育てるワークショップが企画され、土曜・日曜・祝日には子供達が自由に彫刻を作ることのできる「ねんどで彫刻」も開かれています。
※ 現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催を休止しています。
アトリエ内にはトイレ、授乳室、自動販売機が設置されていますので、小さなお子様連れにも安心の施設です。
冬の野外美術館「芸術かんじきウォーク」
11月4日〜翌年4月28日の間、野外美術館は休館し、佐藤忠良記念子どもアトリエのみ開館しています。
1月〜3月には、かんじきを履いて彫刻作品を楽しむ「芸森かんじきウォーク」を開催しています。
札幌芸術の森へのアクセス・基本情報
● 札幌中心部から車で約30分
● 地下鉄南北線「真駒内」から、中央バス(空沼線・滝野線)で「芸術の森入口」「芸術の森センター」下車
住所:北海道札幌市南区芸術の森2丁目75
TEL :011-592-5111
営業時間:【6〜8月】9:45-17:30
【9月〜5月】9:45-17:00
※ 札幌芸術の森野外美術館、札幌芸術の森美術館の入館は閉館30分前まで
休園日:【4月29日〜11月3日】無休
【11月4日〜4月28日】毎週月曜日(祝日の場合はその翌平日)
※ 札幌芸術の森野外美術館は11月4日〜4月28日まで冬季休館
駐車場:普通車500円、大型車1,200円、普通車回数券1,000円(6枚綴り)
まとめ|野外美術館で自然とアートの調和美に触れる
7.5haの起伏に富んだ自然の中で、国内外の作家による作品74点を鑑賞できる『札幌芸術の森美術館』をご紹介しました。
札幌の自然の中で自由にのびのびとした光を放つアート作品を楽しむことができます。
冬には「かんじきウォーク」を開催し、雪景色の中でアート作品を鑑賞します。季節を問わず楽しめる芸術の森にぜひお出かけください。
▽ 関連記事
▽札幌芸術の森近くの情報