札幌市民の憩いの場『中島公園』。秋は紅葉も美しくたくさんの観光客で賑わいます。
冬は雪景色も美しく、いつもと違った楽しみ方ができます。特に、無料で楽しむことができる「歩くスキー」の体験はおすすめです。
札幌中心部にありながら、予約なし・無料で手軽に楽しむことができます。札幌を観光で訪れた方も楽しめる、中島公園の歩くスキーをご紹介します。
中島公園で歩くスキーを楽しもう!
札幌中心部に位置する「中島公園」。札幌市民の憩いの場として人気です。
札幌駅・すすきの駅から「地下鉄南北線」一本ですぐに来ることができます。
「歩くスキー」体験のスタートは札幌市中島体育センターの前から。地下鉄「中島公園駅」からでも歩けますが、「幌平橋駅」からの方が近く、徒歩5分ほどです。
車で来る場合は、中島体育センター前の駐車場を無料で利用することができます。台数に制限がありますので、交通機関でのご来場がおすすめです。
歩くスキーのレンタル方法は?無料です!
歩くスキーの無料貸出しは、中島体育センター駐車場横のプレハブの中。
プレハブに入ると、テーブルに用意されている「物品貸出申請書」に身長と靴のサイズなどを記入し、スタッフに渡します。
スタッフが身長に合わせたスキー板とブーツを手渡してくれます。
何センチのストックが適当か指示してくださるので、ストックを自分で取ります。
プレハブ内でブーツを履き替えます。
プレハブを出ると、スタッフがブーツを板に固定しくれます。スタッフの助けがあるので、初心者も安心ですね。
中島公園歩くスキーのコース
途中、起伏が多少ありますが、ほぼ平坦な初心者用のコースです。200m、300m、600mのコースがあります。
例年は1キロのコースがありますが、2020年は少雪の影響で短いコースとなっていました。
中島公園歩くスキー スタート!
では、スタート地点に向かいましょう。コースに沿って、番号が表示されていますので、それを目印します。
今回は、一番長い600mのコースを歩いてみます。
スキーは何度も経験していますが、初めての歩くスキーを体験します。さて、上手くできるでしょうか。
まず、スキーと違ってブーツはソフトタイプであることに驚きました。普通のスノーブーツを履いているようで、はき心地がとてもいいです。
そして、かかとは固定されていないので、かかとが浮きます。上級者はかかとを浮かせながら猛スピードで走っていきます。
体育センターで開催されているスポーツ教室帰りに、楽しそうな声につられて初体験することにしたため、スキーウェアを着用していません。
スキーウェアを着用せずに歩くスキーを体験している観光客の方も多くいます。気軽に体験できるのがいいところ。
ストックの先も、スキーのストックよりも鋭くとがっています。
歩くスキーは板が細く、普通のスキー板よりもバランスを取るのが難しいです。
しかし、軽くて扱いやすいので、転んだときはスキーよりも起き上がりやすい。
コース途中の雪山で遊んでいる人もたくさん。初めてスキーを体験する人には、このくらいのなだらかなスキー山はぴったりですね。
コース途中、北海道立文学館が見えてきます。
経験者はとてつもない速さで駆け抜けて行きます。
コースの7番は小さな山になっています。すーっと滑り降りるのが気持ちいいです。
コース8番が最後の下り坂です。こちらのスキー山を滑り終えるとゴール!
あまりに楽しいので、もう一周行ってきました。
歩くスキーの体験終了!雪を落として返却
スキー用具貸出のプレハブの外に、雪落とし用の木片があります。この木片を使って雪を落としてから返却します。
シットスキー指導者養成講習会・シットスキー体験会
歩くスキーの最中に気になったのが、写真の講習会。何をやっているのか聞いてみると、「シットスキー指導者養成講習会」だということ。
シットスキーとは、座った姿勢で行うクロスカントリースキーということで、毎年この時期に養成講習会を実施しているそうです。
体験会も開催されるということで、小学生以上であれば誰でも参加できるそうです。参加費は無料です。
中島公園へのアクセス・基本情報
● 札幌駅から地下鉄南北線「幌平橋駅」下車、徒歩5分
● 市電「行啓通駅」下車、徒歩5分
● 住所:札幌市中央区中島公園1番5号
● TEL:011-530-5906
● 貸出期間:1月上旬から3月上旬まで ※ 積雪状況により変更する場合あり。
※ 2023年は1月4日(水)〜3月5日(日)まで。
● 貸出時間:10:00〜16:00
● 貸出休館日:2月27日
● 利用料:無料
● 駐車場:あり(中島体育センター)
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