札幌の各公園を会場にスノーキャンドルなどを作り、同じ日の同じ時刻に一斉に灯すイベント『冬のまちにスノーキャンドルの灯りをともそう!』に行ってきました。
雪の中にゆらめくおだやかな光に心温まりました。その様子をレポートします。
『冬のまちにスノーキャンドルの灯りをともそう!』とは
このイベントは、「阪神・淡路大震災」がきっかけで始まりました。「阪神・淡路大震災」で被災された人々をしのび、また応援し、北国・札幌での冬の災害を考える場となることをめざし2003年から開催されています。
「阪神・淡路大震災」の日にあわせて、NPO法人公園ねっとわーくが中心となって、札幌の各公園で同じ日の同じ時刻に一斉に灯りをともします。
会場は、百合が原公園、前田森林公園、創成川公園、モエレ沼公園、豊平公園、中島公園、旭山記念公園、月寒公園、円山公園、農試公園、川下公園などその他多数の公園が参加しています。
会場ごとにイベント内容は異なりますので、情報は各公園にお問い合わせの上ご参加ください。
旭山記念公園会場でスノーキャンドル作り
今回は旭山記念公園会場に行ってきました。旭山記念公園では午後2時から、スノーキャンドル作りが始まりました。誰でも参加できます。
バケツの底にグラスを置きキャンドルを入れる穴を確保し、雪を入れます。バケツに雪を入れたら、手でしっかり詰め込みます。
バケツをひっくり返すとスノーキャンドルの完成です。中心がこのようにずれてしまうことも。キャンドルを入れて完成です。
4時半になると一斉にキャンドルに火を灯します。気温が低く、チャッカマンがなかなか火がつかず手こずりました。
スノーキャンドルの他にも、氷のキャンドルがあります。
旭山記念公園のスノーキャンドルの幻想的な光
群青色に穏やかな光が。
階段を照らすスノーキャンドル。
今年は記録的な小雪であったため、例年より小さいスノーキャンドルのオブジェになっています。
アイスキャンドルから漏れる光が静かに辺りを照らします。
冬の札幌の夜景も見られます。
こんなにも美しい夜景。いのちのきらめき、尊さを感じる輝きです。
ひとたび災害が起きると、この美しい光が失われることになります。
『私たちは、あの日を忘れない。』それが大切だと思わされました。
まとめ|スノーキャンドルの灯りをともそう!備えよう!
札幌の各公園を会場に開催されている、『スノーキャンドルの灯りをともそう!』をご紹介しました。阪神淡路大震災を覚えつつ、冬の札幌の災害についても考えるよい機会となります。
日本全国どこでも災害は起こり得ます。『私たちは、あの日を忘れない。』と心に刻みたいですね。
災害被害者の痛みを覚え支援しつつ、ご自宅の災害対策を今一度考える機会になればいいですね。
▽関連記事