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高校受験と内申点の仕組みについて|各都道府県の内申点内訳

内申点

高校入試の合否判定は「学力検査(入学試験)」と「個人調査書」をもとに総合的に判断されます。高校入試に個人調査書(内申点含む)が大きく影響するのはわかるけど、「個人調査書」・「内申点」ってそもそも何なの?と疑問をお持ちではないでしょうか。

 

内申点と入試のシステムは都道府県によっても違いますし、昔とは制度が変わっていることも多くあります。

 

中学生の保護者としては、お住まいの都道府県の内申点と入試のシステムについて、早めにおさえておきたいものです。

 

今回は、合否判定にかかわる内申点の基本的考え方と仕組みについて解説します。

 

 

合否判定に使用する資料

合否の判定は、主に以下の資料をもとに総合的に判断されます。

 

① 学力検査の成績(学力点)

② 個人調査書(学習点または内申点)

③ 面接、実技テスト、作文など

 

① 学力検査の成績とは、入学試験の点数のことです。ほとんどの高校で、国語、数学、社会、理科、英語の5教科の試験が行われます。試験の配点については、各都道府県、各高校ごとに違いがあります。

 

札幌の場合は5教科、各60点、合計300点満点となります。英語や数学をより高い配点とする傾斜配点を採用している高校もあります。

 

② 個人調査書の主な内容は

 

● 中学校の成績(学習点または内申点)

● 中学校3年間の出席数、欠席数とその理由

● 生活や学習の状況

● 特別活動の記録(生徒会、委員会活動、学級活動、部活動などの実績、表彰の記録)

 

評定と内申点の考え方と仕組み

成績通知表に「4」や「5」などの数字がありますが、この数字が1〜5段階で表される評定です。5段階評定で表されることがほとんどです。

 

この教科の評定「4」や「5」などを使って計算されたものを「内申点」と呼びます。

 

評定の仕組み

以下の評価資料をもとに、点数化して達成率を求めます。

① 定期テスト

② 小テスト

③ レポート

④ 作品、実技テストなど

 

これらの評価資料を観点別に点数化し、観点ごとの達成率を求めます。各教科、4つの観点について「絶対評価」で評価されます。5観点で評価する教科もあります。

 

例えば、英語科であれば、「コミュニケーションや言語への関心」「外国語で自分の考え方を表現」「外国語の話しての意向を理解」「言語、背景、文化についての知識」の4つの観点について評価します。

 

達成率に応じて、A(達成率70%以上)、B(達成率40%〜69%)、C(達成率39%以下)の3段階で成績がつきます。各観点の達成率を総合して5段階の評定がつきます。

 

評定「5」は達成率85%以上、「4」は70%〜84%、「3」は40%〜69%、「2」は15%〜39%、「1」が14%以下です。

 

観点すべてがA評価であっても、評定が「5」になるわけではありません。

 

例えば

観点1 75%  →  A

観点2 75%  →  A

観点3 75%  →  A

観点4 75%  →  A

全てA評価ですが、達成率は平均で75%となるため、評定「4」になります。達成率が85%以上をとらないと、評定「5」とはなりません。

 

 内申点の計算方法

内申点の算出方法は各都道府県によって異なります。中学1年から3年生までの評定を含む都道府県もあれば、3年生のみの評定を使う都道府県もあります。

 

札幌の例

1年の学年評定9教科の合計×2=X

2年の学年評定9教科の合計×2=Y

3年の学年評定9教科の合計×3=Z

内申点 = X  + Y + Z 

評定が3年間オール5の場合、内申点は315点となります。

 

各都道府県内申点の内訳

 各都道府県の各学年の内申点の内訳を表にまとめました。

都道府県 中1 中2 中3
北海道 90点 90点 135点
青森 45点 45点 45点
岩手 110点 220点 330点
宮城 65点 65点 65点
秋田 65点
山形 45点
福島 65点 65点 65点
茨城 45点 45点 45点
栃木 45点 45点 45点
群馬 45点 45点 45点
埼玉 45点 45点 45点
千葉 45点 45点 45点
東京 65点
神奈川 45点 90点
新潟 45点 45点 45点
富山 45点 45点
石川 45点 45点 45点
福井 45点
山梨 110点 110点 110点
長野 45点
岐阜 45点 45点 45点
静岡 45点
愛知 90点
三重 45点
滋賀 45点 45点 45点
京都 65点 65点 65点
大阪 90点 90点 270点
兵庫 250点
奈良 45点 45点
和歌山 45点 45点 90点
鳥取 高校毎に異なる
島根 45点 45点 90点
岡山 45点 45点 110点
広島 65点 65点 65点
山口 45点 45点 45点
徳島 65点 65点 65点
香川 45点 45点 130点
愛媛 45点 45点 45点
高知 65点 65点 130点
福岡 45点
佐賀 45点 45点 45点
長崎 45点 45点 45点
熊本 45点 45点 90点
大分 45点 45点 210点
宮崎 45点 45点 45点
鹿児島 450点
沖縄 55点 55点 55点

 

内申点を上げるには中3からで大丈夫?

中学3年の評定だけで内申点が計算される都道府県もありますが、全国的に1年生から3年生までの成績すべてが評価に含まれる都道府県が多数を占めます。 

 

内申点全体に占める中1、中2の成績の割合も都道府県によって異なります。中1、中2の成績が内申点全体の6割を超える都道府県もありますから、中1からしっかりと勉強に励むことが鍵になりそうです。

 

次の点に取り組むことが大切

● 授業に積極的に参加する

● 小テストでしっかり点数を取る

● レポートなどの提出物も手を抜かない

● 実技も真面目に取り組む

● 定期テスト対策をきちんと行う

 

我が家の場合

我が家は、上の子供が中1になる時点で札幌に引っ越してきたために、札幌の受験システムがまったくわからない状態からのスタートでした。

 

わからないゆえに、中1、中2の成績の重要性をそれほど認識できず、本人の意向に任せて塾には行かせず、通信講座での勉強スタイルをとりました。

 

通信講座でも、自主的に進められるお子さんなら大丈夫ですが、我が家の場合はうまくいかず、1年生の後半頃から成績はガタ落ちでした。

 

中3から塾に行き始め、力をつけて学力は上がったものの、塾の進路相談では「内申点がね、、、」というお話でした。もちろん入学試験で高い得点を得られれば、どこの高校であっても合格となりますが、その保証はないわけですから、安全なところを受験するということになるわけです。

 

中1のころから、内申点アップ目指して勉強をしていたら、1ランク上の高校を目指していたかもしれません。それほど、中1、中2の成績の受験への重要度は高いといえます。

 

希望の高校へ出願できるかどうかは、地域によっては中1、中2の時点である程度決まってしまうとも言えます。

 

まとめ|高校受験と内申点の仕組みを知ろう

 高校入試と内申点の仕組みは、都道府県によって異なります。まずは、お住まいの地域の高校受験の情報を入手し、高校受験のシステムの知識を得ることから始めましょう。

 

中1の時から、入試を意識して過ごすことは大変なことですが、少しでも意識を高くもって中1から過ごすことで、後が楽になるということは確かです。

 

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