初めてのスキー体験は子供にとって特別な思い出にしてあげたいもの。スキーの得意なパパやママなら自分で教えることもできるでしょう。教える自信がない場合や、スキー経験がほとんどないパパやママにはスキースクールをおすすめします。
初めからスキースクールで適切な指導を受けると上達も早く、楽しい思い出を作ることができます。
スキースクールは各スキー場で開催されていますが、どんなスキースクールがいいのでしょうか?今回はスキースクールの選び方を解説します。
スキースクールの種類
スキースクールと一口に言っても様々な種類があります。スキースクールの特徴とお子さんの年齢・経験などを考慮に入れて、スクール選びをしてみましょう。
スキースクールのタイプ
全国のスキー場でスキースクールを開校していますが、日帰りのコースが一般的です。半日または1日の間、他の参加者とともにインストラクターから指導を受けます。
半日、1日のレッスンが2日間連続、または3日、4日連続で集中レッスンをすることもあります。
生徒のレベルに合わせたカリキュラムが準備されていますので、半日または1日でもかなりレベルアップすることができます。
また、宿泊タイプのスキースクールを開催しているスキー場があります。合宿タイプのスキースクールは数日間に渡って指導を受け、さらにレベルアップを目指し、スキー検定の合格にも力を入れています。
合宿タイプだからこその仲間との出会いや、インストラクターからの密度の濃い指導を受けることが期待できます。
スキースクールの対象は?
スキースクールは大人向けと子供向けのコースがあるのはもちろんですが、スキー歴に合わせたコースが設定されています。
初心者向けは、初めてスキー板を履いて初スキーをする人を対象としています。スキー道具の扱い方、スキー板の履き方など、スキーを始める基本的なことを学ぶことができます。
初心者コースでも、レベルに合わせて緩やかなコースを滑れるようになります。
中上級者向けは、スキーの基本動作ができる人が、さらにレベルアップを目指したいという目標をもって受講するコースです。
検定受験や、難しいコースの攻略など各自の技術に合わせてインストラクターから指導を受けることができます。
幼児や小学生向けのスクールも、SAJ公認のバッヂテストに挑戦することができるコースもあります。
小学校・中学校でのスキー学習に向けての対策レッスンを開催しているスキー場もあります。基本からしっかりレッスンをし、小中学校のスキー学習を自信をもって参加することができるように準備するコースです。
スキースクールを選ぶポイントは?
レベルや年齢に合わせたクラス分けがされているか
まずはスキースクールが、どの程度レベルや年齢に合わせたクラス分けをしているかを確認しましょう。
スキーの初心者、中級者といっても幅が広く、同じ初心者でもスキーを履くのがやっとの人や、ある程度は緩やかなコースを滑ることのできる人までいます。
スキースクールによっては、各レベル分けの基準として「自分自身で止まれない」「バランスよくスキーに乗ることができる」「緩斜面でプルークボーゲン(八の字ターン)ができる」「パラレルターンができる」などの目安が設定されています。
スキースクールによっては、幼稚園児、小学低学年、高学年と細かく年齢分けをしています。幼稚園児から小学校高学年では指導方法も変わりますし、お子さんの性格によっては年齢分けをしっかりしているほうが上達する、またはその逆もあるでしょう。
体力に合っているか
スキースクールには半日、1日タイプがありますが、お子さんの運動能力、体力を考慮して選びましょう。
思った以上にスキーは体力を必要とします。体全体を使って集中して滑りますので、かなり体力を消耗するのです。
体力に自信のない人、または幼稚園児などの場合は半日タイプが効果的です。特に幼稚園児は体力も集中力も長時間はもたないので、1日のスクールでは途中で飽きたり眠くなったりしがちです。
子供や初心者に適したコンディションであるか
初めてのスキーは「恐怖心」という大きな課題と向き合うことになります。この課題を克服するためには、いかに安心してスキーに挑戦することができるかが重要です。
スキー場によっては、スキースクール用に区画が分かれていたり、子供用またはスキースクール専用のゲレンデが備えられています。
区画が分かれていると、猛スピードで滑り降りてくる他のスキー客と接触する危険性もなく、安心してスキーに集中できます。
また、初心者専用の緩やかな斜面が備えられていることが大切です。滑るコツがつかめてくると、コースを滑るステップへとうつります。恐怖を感じない程度の緩やかな初心者コースが整備されていると、安心してチャレンジできます。
参加人数と講師の数
参加人数に対する講師の数を確認することをおすすめします。特に幼稚園児や低学年の場合は、講師の数が多いと安心です。
低年齢の子供はスクールの間に急にトイレに行きたくなることもあったり、小さなトラブルが起こりやすく手がかかります。そのような時に、1人の講師が付き添っていなくなるとスクールが中断するということもあります。
講師やスタッフが多いとそのようなトラブルを避けることができ、また一人一人に目がゆきとどきます。
送迎バス、昼食などのサービス
スキースクールに子供を送り出す場合、気になるのは様々なサービスです。保護者の負担を減らすために様々なサービスが用意されています。無料送迎バス付き、昼食付きなどのコースがあります。
無料送迎バスの有無だけでなく、バスのコースが自宅の近くまで来てくれるかどうかも確認しましょう。また、乗車の時間や帰宅の時間がご家庭の都合に合っているかどうかも確認しましょう。
昼食付きのスクールは配られるお弁当を食べる場合もあれば、スキー場のレストランで事前注文したメニューを食べるなど様々です。
ご家庭の事情によっては、あえてお弁当持参を選択することもあるでしょう。そのような選択ができる柔軟度があるかも大切です。
また、スキーのレンタルが充実しているかもポイントになるでしょう。スキースクールによっては格安で数日間レンタルすることもできます。
スキー検定があるか、楽しめるプログラムであるか
スキースクール参加の目標をどこに置くかを考えてスクールを選択しましょう。スキー検定の合格を目標にしてスキースクールに参加する場合もあれば、スキーを楽しむことが目的、または小中学校のスキー学習の準備が目的ということもあるでしょう。
それぞれの目標・目的に合わせて、楽しく挑戦できるスクールであるのか確認したいものです。子供を飽きさせたない工夫がされているスクールであると、毎年挑戦し上達することでしょう。
スキースクールの探し方
スキースクールの探し方はおもに次の3つです。
● インターネット
● ちらし
● 口コミ
インターネット
スキーシーズンが近づく9月や10月になると、スキー場やスキースクール の公式ホームページで情報が更新されます。
各スキー場の情報を比較したサイトはほとんどないのが現状です。各サイトからご家庭の事情に合ったスクールを選択しましょう。
公式ホームページだけではわかりにくい、ということもあります。わからない情報は直接電話で問い合わせることをおすすめします。
ちらし
スキーシーズン前には雪国の学校であれば、スキースクール のチラシが配られます。近隣の地区のほとんどのスキースクール のチラシが学校から得られると思います。
チラシはおおまかなコース概要と料金、バスのコースなどが記載されていますので、チラシを見比べてみましょう。
チラシには思わぬお得な情報が盛り込まれていることもありますので、要チェックです。
口コミ
口コミは大きな情報源です。スキースクール に関しても口コミで得られる情報はかなり有益です。
インターネットで得られる口コミもありますが、やはり先輩ママやママ友からの情報は細部に渡り参考になります。インターネットでは出てくることのない、実際の話を聞くことができます。
すでにお子さんをスキースクール に送った経験のある方に声をかけ、評判の良いスキースクール の情報を教えてもらいましょう。
札幌近郊のスキースクールに関しては以下の記事にまとめました!
合わせて読みたい>>札幌のスキースクール まとめ2019|料金比較と基本情報
まとめ|スキースクール選びの参考に
スキースクール選びの参考になるように
● スキースクール の種類
● スキースクール選びのポイント
● スキースクール の探し方
の3点をまとめました。お子さんの性格、レベル、体力、ご家庭の事情に合わせて最適なスキースクール を選びにご利用ください。
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