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札幌の小学生のランドセル事情:ランドセルは使わない?

道外から引っ越してくると、小学校生活のあれこれが道外と随分違うことに気づきます。小学生の通学に欠かせない、ランドセルについて札幌の事情をお伝えします。

 

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札幌の小学生の通学かばんに指定はあるの?

札幌の小学校の通学かばんに指定はありません。指定はないものの、首都圏と同じくランドセルを購入するご家庭がほとんどのようです。入学式にはピカピカのランドセルを背負っている小学生を目にします。購入する時期も首都圏と同じく年々早まっています。夏休みまでに購入するご家庭が多くみられるようになりました。冬まで待つと気に入ったデザインのものが品切れになるということから年々早くなっているようです。

 

色は、定番の黒、赤の他ピンク、紺、水色、茶色と子供達の好みの色を購入しています。もちろん刺繍が入っていたり、デザインの凝ったものも多く販売されいます。購入はネットで購入、イオン、イトーヨーカドー、デパートなど首都圏と同じく様々なところで購入することができます。

 

高学年になるとランドセルを使わない?

実は高学年になるとランドセルから、リュックサック(バックパック)に変えて通学する子供達が多くなります。我が家の子供も六年生からバックパックに変えました。

 

ランドセルの肩ベルトは小学生の平均身長である160cmを想定して作られていることが多いようです。高学年の体格になると肩ベルトに腕を通しにくくなりますし、増え続ける学習用具をざっくり入れられるバックパックの方が使いやすいということになります。学校指定はないわけですから、子供の体格や放課後の事情などに合わせて好きなかばんを使って大丈夫です。

 

ランドセルの置き場所はどこ?

首都圏の小学校では教室の後ろに、ランドセルや上着などを入れておく棚が生徒に一つずつありましたが、札幌の小学校にはその棚がありません(すべての札幌の小学校に棚がないわけではないと思いますが)。どこにかばんを置いておくのだろう?と不思議に思いました。

 

教室の後ろには、棚の代わりにフックがあります。そのフックに、縄跳びをかけたり、ジャケットコートをかけています。その下にランドセルを立てて並べておいています。クラスの人数によっては、スペースがなくぎゅうぎゅうにランドセルが並ぶことになります。自分の名前が書かれ、指定された場所がはっきりとわかるわけではないので、低学年の場合は自分のランドセルを探すのに時間がかかることもあるようです。

 

冬期の通学にランドセルはどうなの?

札幌の冬期の通学時には当然のこと、雪が降ります。降雪時には何か特別にかばんカバーなどをかけて登校しているのだろうか?と思うかもしれませんが、特別な準備は必要ありません。また、ランドセルでもバックパックでも問題はありません。札幌の雪は湿り気がなく、さらさらとしているのでかばんに雪が積もっても手で払うだけで大丈夫です。

 

冬期の通学にはスキーウエアのような厚手のジャケットを着ます。ジャケットやコートがかさばって、冬期はランドセルを背負いにくくなりますので、肩ベルトを夏期よりも長めにすることをお勧めします。高学年になると、ジャケットの厚みによってさらに肩ベルトに腕を通しにくくなり、バックパックを使用することが増えるようです。

 

初冬期には、溶けた雪が再び凍って路面がつるつるに凍ることがあります。特に横断歩道のような人や車がたくさん通る場所は特に滑りやすい場所のひとつです。子供達はそのような場所を毎日歩くことになるわけですから、安全面を考慮すると、両手が自由になる、ランドセルとバックパックが手に下げるかばんなどより安心といえると思います。

 

まとめ 

転勤で札幌に来られる方も、これまで使っていたランドセルを安心してご使用ください。札幌の小学校の決まりごとは、首都圏よりもおおらかに感じますので、臨機応変にその季節や、成長にあわせて通学かばんを選んでください。

 

 

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