札幌の公園には様々な特徴をもった公園がありますが、札幌の歴史とアートの融合を体験できる公園があります。札幌南区の石山緑地です。
札幌の開拓の歴史を物語る景観にアーティストの造形が広がる空間をぜひ体験してください。
子供も楽しめる工夫満載のアート作品となっていますので、どなたでも楽しめます!
石山緑地はこんな公園
札幌の開拓にかかせない存在の札幌軟石。明治中期から後期の建築には多くの札幌軟石が利用されましたが、コンクリートなどの普及によって次第に利用されなくなりました。
採石場跡地を公園へと再生させたのが石山緑地です。公園は国道453号で札幌中心部から30分ほどの札幌市南区の石山エリアに位置し、北ブロックと南ブロックに分かれています。
北ブロックには展望テラスや硬式テニスコートがあり、南ブロックは切り立った岩肌が露出した採石場跡を生かした芸術的な空間となっています。
南ブロックをデザインしたのは、5人の彫刻家で構成された造形集団CINQ(サンク)。他では見ることのできない自然の石の造形とアート作品が融合し、他では味わうことのできない空間となっています。
アート空間の紹介
南ブロックに広がる映画のシーンに入り込んだようなアート空間をご紹介します。
スパイラルスプリング
まず目を引くのが、シンボリックな玉石の塔。高い塔から水が落ち、螺旋状の水路を流れていきます。
夏場は子供達が水遊びをする楽しそうな声が響きます。
手つなぎ石
金属と石で作られた手つなぎ石。とっても不思議な作品です。
ベンチになっていたり、子供が上ったり、渡ったり、ぶら下がったりできる遊具になっています。
赤い空の箱
むき出しになった白い岩、緑の木々、芝生の広い空間の真ん中に置かれた赤い空の箱。ジャングルジムのように上へ上へ登っていくことができます。
ジャングルジムからは、削られた岩肌をよく見ることができ、さらに採石場の歴史を伝えてくれます。
ネガティブマウンド
白い岩肌が周りを囲み、石で作られた迷路のような空間。
古代都市に迷い込んだような不思議な気持ちになります。子供達も巨大迷路のような空間で楽しそうに遊んでいます。
午後の丘
巨大なキューブ型の岩が切り出されたような空間。子供達は「ラピュタの世界みたい!」と大喜び。
大きな岩の上によじ登って遊ぶ子供達。
こちらも不思議な空間です。子供達は、穴に入っては出てを繰り返し楽しんでいます。
大人も子供も楽しめる、心に響く公園です。
石山緑地へのアクセス、基本情報
● 車で 札幌中心部から30分
● 地下鉄南北線 「真駒内駅」から中央バス空沼線[真101]または滝野[真102]で「石山東3丁目」下車、徒歩4分
住所 | 札幌市南区石山78-24外 |
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問い合わせ | 藻南公園管理事務所011-578-3361 |
駐車場 | 3ヶ所46台 利用時間7:00-21:00 |
11月下旬から4月中旬まで閉鎖 |
まとめ|石山緑地は日常から離れた歴史とアートの空間
石山緑地は日常とは違うアートと札幌の歴史が融合した素敵な公園です。
大人も子供も楽しめますので、ぜひ映画の世界に迷い込んだような石山公園の不思議な空間を体験してみてください。
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