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札幌市電の乗り方を解説|モバイル乗車券販売開始・観光やお買い物に!

札幌市電

札幌市民の足として中央区で運行する「札幌市電」。市民の生活だけではなく、観光にも大変便利な乗り物です。

 

これまでの現金、SAPICAなどのICカードでの乗車に加えて、2020年11月16日からはモバイル乗車券の販売も開始しました。

 

ますます便利になる札幌市電の乗り方、料金、乗車券について解説します。

 

 

札幌市電とは

札幌市電

1918年(大正7年)北海道博覧会を機に、札幌電気軌道株式会社が路面電車の運行を開始。1964年には、路線が史上最長の25.03kmになりましたが、地下鉄南北線の開通により、市電路線は縮小が始まりました。

 

2011年に「雪ミク電車」運行が開始され、現在では冬の札幌の街を彩る風物詩となっています。

 

2013年、新型車両「ポラリス」が運行開始。2015年には、西4丁目からすすきのまでの400mをつないでループ化しました。新しく「狸小路」停留所が誕生し、札幌中心部を1周できるようにもなりました。

 

東京の山手線のように「内回り」と「外回り」運行が始まり、1周のんびりと電車で市内観光もできます。

 

札幌市電の乗り方

車両中央部または後方のドアから乗車し、運転席のある前方のドアから降車します。料金はどこで乗り降りしても同じなので、整理券はありません。

 

降車時に運転席の横に設置されている料金箱へ支払う、後払い方式です。

 

札幌市電料金

市電単独乗車料金は

大人(中学生以上):200円

子ども(小学生):100円

 

※ 保護者1人につき、幼児4人まで乗車料金が無料です。降車時に運転手へ幼児の人数を伝えます。

 

札幌市電の料金支払い方法

札幌市電 料金

札幌市電の支払い方法は、現金、ICカード、どサンこパス、モバイル乗車券が利用できます。

現金・乗継券

現金・乗継券は、降車時に運転席横の料金箱に投入します。

 

なるべく小銭を準備して乗車することをおすすめしますが、料金箱の両替機で両替することもできます。安全に配慮して、停車時にのみ利用できますのでご注意ください。

 

ICカード

SAPICA、Kitaca、PASMO、Suica、nanaca、TOICA、PiTaPa、ICOCA、はやかけん、nimoca、SUGOCAなどのICカードが利用できます。

 

敬老優待乗車証、福祉乗車証のICカードも利用できます。

 

乗車の際に、読み取り機にタッチする必要はありません。降車時にのみ、運転席横の料金箱のカード読み取り部にタッチします。

 

車内でチャージすることもできますが、千円札のみ、1枚ずつの対応となります。安全のため停車中に乗務員へ申し出てください。

 

路面電車1日乗車券

平日・祝日問わず利用可能な路面電車1日乗車券。路面電車を全区間1日何度でも利用できます。

 

料金:大人500円、子ども250円

発売場所:市電車内、地下鉄駅窓口(大通駅、すすきの駅、中島公園駅、幌平橋駅、西11丁目駅、西18丁目駅、豊水すすきの駅)、大通定期券発売所

交通系電子マネー:利用不可・現金のみの購入

 

車内で購入することもできます。停車時に運転手に申し出ます。運転手に乗車券を提示てから降車します。

 

※ 払い戻しはできません。発売当日のみの販売です。

 

どサンこパス

土・日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)のみ利用できる路面電車1日乗車券。どサンこパス1枚で、大人1名と子ども1名(小学生まで)が路面電車に1日乗り放題と、かなりお得な乗車券です。

 

料金:370円

発売場所:市電車内、地下鉄駅窓口(大通駅、すすきの駅、中島公園駅、幌平橋駅、西11丁目駅、西18丁目駅、豊水すすきの駅)、大通定期券発売所

交通系電子マネー:利用不可・現金のみの購入

 

※ 払い戻しはできません。発売当日のみの販売です。

 

モバイル乗車券

スマートフォンから「路面電車1日乗車券」「どサンこパス」を事前に購入できるようになりました(2020年11月16日)。

 

ご利用方法は、

 アプリをダウンロード

 スマートフォンから事前にクレジットカードで購入

 電車を降りる際に、スマートフォンの画面を運転手に見せる

 

※ チケットの購入、使用にはジョルダン株式会社が提供するアプリ「乗換案内」が必要です。

※ 払い戻しは、有効期間内・使用開始前で「チケットを使う」ボタンを押していない場合に限

り可能です。チケット1枚ごとに、手数料が発生します。

 

アプリのダウンロードはこちら

乗換案内
乗換案内
開発元:Jorudan Co.,Ltd.
無料
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市電から眺めるおすすめの景色

ゆったりと走る市電からは、札幌の街の様子を楽しむことができます。札幌中心部を約50分で周遊する小さな旅。

 

2013年から導入された新型車両「ポラリス」は、大きく開放的な窓が特徴で、ミニ展望席も設置され街の景色を存分に楽しむことができます。

 

内回りの西4丁目〜西15丁目までは、進行方向に大倉山ジャンプ競技場が見えます。札幌中心部からワールドカップが開催される競技場が見られるなんて、札幌ならではです。

 

札幌市電 藻岩山

外回りの東屯田通〜中央図書館前では、進行方向に藻岩山が見えます。四季折々に違う表情を楽しむことができます。観光で藻岩山山頂やいく際は、「ロープウェイ入口」で下車します。

 

札幌市電 イルミネーション

西4丁目〜すすきのは、冬の風物詩「さっぽろホワイトイルミネーション」の光を楽しむことができます。

 

雪ミク電車を冬の期間運行中

2011年から運行され、札幌の冬の風物詩の一つとなっている「雪ミク電車」。「雪ミク」仕様にラッピングされた電車が、冬の札幌を彩ります。

 

運行期間:2020年11月21日(土)〜2021年3月24日(水)

運行時間:おおむね7:00〜18:00

 

毎年開催されている「雪ミク電車」内覧会の実施が見送られた今冬、新企画「雪ミク電車VR」が実施されています。スマートフォン、PCで「雪ミク電車2021」を自由に見学できます。

 

雪ミク電車を車外、車内共にじっくり見ることができる他、雪を降らせたり、雪ミクの車内アナウンスを聞くことができます。とんでもなく可愛い「雪ミク電車」必見です。

▽ ご利用はこちらから

雪ミク電車VR