札幌の自然の自然の成り立ち、生き物についてパネルや標本から学ぶことができる『札幌市博物館活動センター』。
コンパクトな施設ながら、世界最古の大型カイギュウ「サッポロカイギュウ」の骨格復元標本や、小金湯で見つかった世界最大級のクジラの化石のレプリカ標本など見所がたくさんあります。
簡単な製作体験や観察ができるミニワークショップコーナーもあります。化石や動植物好きの小学生にはわくわくが止まらない!夏休み・冬休みの自由研究題材探しにもおすすめです。
札幌市博物館活動センターへのアクセス・駐車場など
● 市営地下鉄南北線「澄川駅」北出口から徒歩約10分
● 市営地下鉄南北線「南平岸駅」東出口から徒歩約14分
住所:北海道帯札幌市豊平区平岸5条15丁目1-6
TEL:011-374-5002
開館時間:10:00〜17:00
休館日:日曜日・月曜日・祝日・年末年始(12/29-1/3)
入館料:無料
駐車場:あり(無料)
公式サイト:北海道博物館
駐車スペースは、20台ほどあります。
札幌市博物館活動センターの展示
こちらが、札幌市博物館活動センターの入口。入館無料です。
現在は、感染症対策のため玄関で名前・住所・電話番号を記入してから入館します。
入館すると正面突き当りに展示室があります。
展示室までの廊下には、アンモナイト化石標本が展示されています。
北海道で発見されたアンモナイト化石の数々。その大きさには驚きました。
アンモナイトっていろんな巻き方があるんですね。アンモナイトだけでも様々な発見あり!
展示室の中央にはサッポロカイギュウの復元模型が展示されています。体長は約7m。
サッポロカイギュウ化石の実物標本が展示されています。白い模型の赤く示した部分の化石が見つかっています。
サッポロカイギュウの発見者はなんと小学生!2002年の夏に、定山渓に近い豊平川上流、南区小金湯で川遊び中に気づいたということです。
カイギュウの隣に人間の骸骨があります。サッポロカイギュウと人の肋骨を比べて数えてみましょう!
サッポロカイギュウは哺乳類ですが、クジラやアザラシと違って植物だけを食べたそうです。海藻類、主に昆布の仲間を食べていました。
歯はありませんが、洗濯板のような咀嚼板(そしゃくばん)という器官で、昆布をすりつぶして食べていたようです。
札幌市内の貴重な花たちの展示や、札幌で見られる昆虫たちの標本から札幌の身近な生き物を知ることができます。
札幌で見られる、昆虫、植物、鳥たち。身近に感じる動植物たちの分布がよくわかります。
2008年に発見された小金湯産クジラ化石。世界最大級のクジラの化石です。
展示部位は腰椎(ようつい)、つまりはシッポの部分です。まだまだ産出部位が残っていて、研究・クリーニング中ということです。
支笏火山の大噴火の様子の展示。この噴火によって、「札幌軟石」と呼ばれる石材が生まれました。
「札幌軟石」は、札幌市の文化財など多くの建物で使用されています。なんとも心を落ち着かせる石材で札幌市民にとっては特別な石です。
札幌軟石が見られる場所としては、こちらの記事をどうぞ。
図書コーナー
図書コーナーでは、自然系の本を自由に読むことができます。
北海道、札幌のなりたち、動植物、地質に関する本が充実しています。子供たちには、図鑑や絵本、仕掛け絵本などの楽しく学べる本もたくさんあります。
ミニワークショップコーナー
折り紙コーナー、ぬり絵コーナー、スタンプコーナーなど子供たちが楽しめるコーナーが多数準備されています。
事前予約不要で、制作体験ができるミニワークショップも定期的に開催されています。
※ 感染症拡大防止のため、これらすべてのコーナーを現在休止しています。
まとめ
札幌市豊平区平岸にある『札幌市博物館活動センター』をご紹介しました。札幌市のなりたち、生き物や化石の展示から楽しみながら学ぶことができます。
コンパクトな施設ですが、世界最古の大型カイギュウ「サッポロカイギュウ」の骨格復元標本や、世界最大級のクジラの化石のレプリカ標本などの見所がたくさんあります。
展示物を見るだけなら30分ほどの所要時間です。札幌の自然にますます興味が湧いてくる!札幌が好きになる!そんな施設です。
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