様々な淡水魚を観察できる水族館『サケのふるさと 千歳水族館』。千歳川の水中をのぞくことができる「水中観察室」は、9、10月にはサケの遡上を間近で見ることができ、冬には産卵の瞬間を見ることもできます。
自然の川の中で淡水魚の生態をこんなに身近に見られる施設は他にないのではないでしょうか。
新千歳空港からも車で15分と近いことから、北海道旅行の旅の起点としてぜひ訪ねてみてはいかかでしょうか。
『サケのふるさと 千歳水族館』のアクセス・営業時間・駐車場などをご紹介します。
サケのふるさと千歳水族館へのアクセス、基本情報
住所 | 千歳市花園2丁目312番地サーモンパーク内 |
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電話 | 0123-42-3001 |
営業時間 |
9:00〜17:00、冬季(12月〜2月)10:00〜16:00 |
定休日 | 年末年始、整備休館あり |
料金 | 大人800円 高校生500円 小・中学生300円 障害者割引あり |
駐車場 | あり 無料 |
・新千歳空港から車で約15分
・札幌駅から車で約50分
・JR千歳駅から徒歩約10分
年間パスポート販売中!
・大人(高校生以上)1,500円、小・中学生500円で発行日より1年間は何度でも入館できます。1年に2回来たら元がとれるのでかなりお得です!
サケのふるさと千歳水族館のおすすめ割引・クーポン
千歳水族館の利用料金をまず確認してみましょう。
個人 | 大人800円 高校生500円 小・中学生300円 乳幼児無料 |
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団体(10名以上) | 大人600円 高校生400円 小・中学生200円 |
福祉優待 | 大人400円 高校生250円 小・中学生150円 |
年間パスポート | 高校生以上1,500円 小・中学生500円 |
※ 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかを提示すると、福祉優待が受けられます。付き添い1名が個人料金の半額400円で入館できます。
年間パスポートは年間2回以上利用すると元が取れますので、千歳・札幌近郊にお住まいの方にはおすすめです。
その他の割引・クーポンを利用すると団体価格で入館できます。いくつか方法がありますので、順番に紹介します!
千歳水族館公式サイトのWEBチケット
千歳水族館の公式サイトで割引チケットを購入できます。
購入ページへアクセスし、クレジット決済で購入します。水族館で、購入完了メールに添付されているQRコードまたは、購入完了画面を印刷した購入証明書を提示します。
購入期限は来館当日の朝8時までですので、急に予定が決まった場合は利用できません。
■ 大人 800円 → 600円
■ 高校生 500円 → 400円
■ 小・中学生 300円 → 200円
JAF優待割引を利用する
JAFカードの提示で5人まで割引が受けられます。
■ 大人 800円 → 600円
■ 高校生 500円 → 400円
■ 小・中学生 300円 → 200円
提携動物園・水族館の年間パスポート割引
チケット売り場で北海道内の日本動物園水族館協会所属の動物園・水族館の年間パスポートを提示すると割引になります。
■ 大人 800円 → 600円
■ 高校生 500円 → 400円
■ 小・中学生 300円 → 200円
じゃらんnet 遊び体験で予約する|バックヤードツアー・エサやり体験あり
水族館の裏側を探検できるバックヤードツアー、巨大水槽へのエサやり体験を事前予約することができます。
入館券とセットになったツアーや、入館券を購入済みの方向けの体験も予約することができます。
道新ぶんぶんクラブ優待割引
北海道新聞の「ぶんぶんクラブ」の会員証を提示するとグループ全員に団体料金が適用されます。
■ 大人 800円 → 600円
■ 高校生 500円 → 400円
■ 小・中学生 300円 → 200円
アソビューの割引クーポンを利用
asovie(アソビュー)はネットから簡単に全国のレジャー施設、遊び、体験を予約することのできる便利なサイトです。
当日購入でも割引額が適用されますので、急に決まった予定にも対応できます。
サケのふるさと千歳水族館の館内
サケのふるさと千歳水族館にさかなクンも来館
入り口を入ると、チケットカウンターがあるので入館料を払います。
カウンターにはさかなクンのパペットとさかなクンが記入したアンケート用紙が飾られていました。さかなクンは2018年12月26日に来館したそうです。
サケのふるさと千歳水族館、サーモンゾーン
エントランスを入って初めの展示はこの大水槽を含む3つの水槽。サケの仲間が稚魚から幼魚、そして成魚へと成長する様子を見ることができます。
大水槽は高さ約5m、幅約12m、266tの水にイトウ、サクラマス、チョウザメ、ニジマス、ギンザケなど9種類の淡水魚が泳いでいます。
水中にいるような感覚でとても心が落ち着く場所です。
サケのふるさと千歳水族館、支笏湖ゾーン
大水槽の次はこのトンネル苔の洞門を通り抜けていきます。
こちらの支笏湖大水槽は9年連続水質日本一を誇る支笏湖を再現。「支笏湖ブルー」と呼ばれるその深いブルーに目を奪われます。
水槽の真ん中辺りで手を振るとお魚が寄って来ますよ。
サケのふるさと千歳水族館、体験ゾーン
こちらのゾーンでは実際に触れて見て、様々な体験をすることができます。
実物大のサケを持ち上げて重さを体験することができます。なかなかの重さです。
小さいお子さんにはこちらのマグネットつりぼり。いろんな種類の魚を釣り上げることができますよ。
こちらはアクリルのタッチプールです。周りは全て透明ですので、上からも下からも魚を見ることができます。
タッチプールにはチョウザメの赤ちゃんとウグイの仲間が泳いでいます。ウグイの仲間は泳ぐスピードが早く小学校低学年以下の子供だと触るのが難しいかもしれせん。
チョウザメの赤ちゃんはというと、人馴れしてる?のか、人がいるところに寄って来ているようにさえ見えました。子供も簡単に触ることができるので貴重な体験ですね。
タッチプールは透明ですので、床の上に水の揺らめきが反射してとてもきれいです。魚が泳ぐシルエットも映し出され幻想的です。
ドクターフィッシュの体験もできます。小さな穴に指を入れます。たくさんの魚たちが寄ってきます。
指だけでなく手を入れるドクターフィッシュ体験水槽もあります。チャレンジしたい方どうぞ!
アメリカミンクのコーナー登場
北米原産のイタチの仲間「アメリカミンク」の水槽。国内の水族館で唯一の展示です。
仲良く丸まってお昼寝をするメスとオス。起きている時は木に登ったり、水中で素早く動いたりする姿を観察できます。
サケのふるさと千歳水族館、千歳川ロード
次に、千歳川ロードへと続きます。こちらは、千歳川を上流、中流、下流と3つの水槽に分けて展示しています。
ウグイ、エゾウグイ、フクドジョウ、ウキゴリ、ジュズカケハゼ、イトヨなどを観察できます。
クサガメがうまく石に乗っかっていました。
サケのふるさと千歳水族館、世界の淡水魚ゾーン
日本、東南アジア、北米、南米、アフリカ、オーストライアなど、世界の淡水域に生息する魚を観察でるエリアです。
千歳市の姉妹都市である鹿児島県指宿から送られたオオウナギが目を引きます。
観葉植物の間に隠れているエボシカメレオンを探してみましょう。カメレオンの気分によって隠れ場所の難易度が変わります。
次のゾーンへ向かう地下通路にフロアマッピングがありました。子供達は何が起こるのか大興奮!
魚が突然現れ、泳いで行きました!子供達は走って追いかけていきます。
サケの卵が産み落とされたようです。
次にクラゲが現れました。暗闇に輝くクラゲたちが幻想的です。
サケのふるさと千歳水族館、水中観察ゾーン
こちらのゾーンは千歳水族館の最大の特徴である、日本初の水中観察ができる施設です。
「本日観察窓を訪れた魚たち」の掲示板を参考に、窓を覗いてみましょう。
まずはサーモンムービーでサケのことを学ぶことができます。
続いてクイズに挑戦。
千歳川水中観察室は階段を降りた地下にあるので、この辺りでベビーカーを置いてから向かいます。
車椅子をご利用の方にも対応しています。インターホンで係員さんを呼び出して使います。
こちらが水中観察室です。千歳川の左岸に埋め込まれた長さ30mほどの部屋には7つの窓が設置され、水中を観察することができます。
千歳川の水中です。川の流れが思いのほか早いことに驚きました。そんな流れの中で過ごす魚の様子が見られます。たくさん魚がいる水のきれいな川であることがわかります。
7つの窓の間にスクリーンが埋め込まれ、サケの遡上の時期の様子などが映し出されています。
この観察窓からは千歳川の四季を通して行われる生き物たちのドラマを生で見ることができます。
サケの遡上、産卵、海へと帰るサケの稚魚たち、卵を狙って水中に飛び込む水鳥たちと、どの季節に訪れても生き物のいとなみが目の前で繰り広げられることとなります。
手前に見えるのはウグイ。奥にはサクラマスの姿も。
隣接する道の駅 サーモンパーク千歳へ
サケのふるさと千歳水族館は、道の駅サーモンパーク千歳内にあります。
水族館を楽しんだ後は、サーモンパーク千歳でお食事やお土産探しをすることができます。
フードコート、レストランや農産物直売所、コンビニがあります。
館内にはボーネルンドのおもちゃを使用したキッズスペースがあります。
キッズ用トイレ、オムツ替えスペース、授乳室も完備しています。とても清潔な施設で安心して使用できます。
水族館の後はこちらに立ち寄って、準備をすませてから旅を続けられますね。
まとめ
『サケのふるさと 千歳水族館』をご紹介しました。新千歳空港から車でわずか15分という立地なので、北海道旅行の起点としても、旅のしめくくりとしてもおすすめの場所です。
四季を通じて、ここでしか見られない水中観察ができる水族館です。何度でも訪れたいですね。
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