北海道足寄町で産出した動物化石を中心にした化石の専門博物館『足寄動物化石博物館』。
絶滅してしまった謎の多い動物「デスモスチルス」やクジラの仲間の骨格標本、足寄周辺の地層や岩石から十勝の歴史を学ぶコーナーなど見どころがたくさんあります。
ツールを使って石の中から化石を掘り出すミニ発掘体験、化石の石膏レプリカ作りなど、予約不要の体験メニューも豊富です。子供も大人も楽しめる博物館です。
『足寄動物化石博物館』のアクセス・駐車場・館内の様子などをご紹介します。
足寄動物化石博物館へのアクセス・駐車場など
● 札幌市から約3時間15分
● 帯広市から約1時間15分
● 北見市から約1時間45分
住所:北海道足寄郡足寄町郊南1丁目29-25
TEL:0156-25-9100
開館時間:9:30〜16:30
休館日:火曜日(祝日の場合は次の平日)・年末年始(12/30-1/6)
入館料:一般 400円、小中高・65歳以上 200円、幼児・足寄町内の小中学生は無料
駐車場:あり(無料)
公式サイト:足寄動物化石博物館
※ 開館時間などは変更の可能性がありますので、ご確認の上お出かけください。
足寄動物化石博物館の駐車場・エントランス
こちらが足寄動物化石博物館の駐車場です。広々としていいます。
駐車場のサインも化石のイラストが描かれていて、可愛い。
駐車場から博物館まではすぐです。エントランスまでの通路だけで、なんだかテンションがあがります。
エントランスを入ると美しいロビーがあります。
Tシャツやバッグなどのお土産品も販売しています。
通路にも様々な展示品があります。北海道のアンモナイトの数々。
あまりにも巨大なアンモナイトに驚きました!
足寄動物化石博物館の展示室の化石
展示室の入り口前にも様々な骨格展示があります。入る前からワクワク!
展示室は1部屋のみです。足寄から発見された化石を中心に、4つのテーマに分けて化石を展示しています。
テーマ1 足寄動物化石群
テーマ1では、足寄で発見された化石の歴史について展示しています。
こちらは、1976年に発見された足寄第1標本です。足寄の化石第1号というわけです。デスモスチルスの仲間です。
テーマ2 謎の海岸生活者 デスモスチルス
テーマ2では、謎の動物デスモスチルスについて展示しています。
デスモスチルスは、絶滅してしまった動物です。何を食べていたのか、その生活や絶滅した理由など謎だらけの動物です。
デスモスチルスは、柱のような歯を持った動物です。同じような歯を持った束柱類の系統の復元レプリカが展示されています。
テーマ3 海に帰った哺乳類
テーマ3は、主にクジラについて展示しています。大きなクジラの骨格は大迫力です。
現在生きているクジラは、ヒゲクジラとハクジラに大きく分けられます。写真はハクジラの展示です。
ヒゲクジラは、コククジラとミンククジラを展示しています。
テーマ4 足寄でみる地球の歴史
テーマ4では、足寄周辺の岩石や土器などの出土品から地球の歴史を見ていきます。
ミニ発掘などの化石体験メニュー
足寄動物化石博物館では、さまざまな化石体験をすることができます。開館時間中は、個人で利用の場合は予約なしで体験できます。
体験メニューは
● 学芸員による展示解説(観覧料のみ)
● ミニ発掘(200円)
● レプリカ作り(200円、色塗り100円)
● 古生物模型作り(400円、色塗り100円)
どれも信じられない低価格で体験できます。しかも、混み合っていないのがいい!
※ 現在はコロナ対策のため、館内での体験はミニ発掘のみとなっています。
※ ミニ発掘、レプリカ作り、古生物模型作りは、購入して持ち帰ることができます。
ミニ発掘では、石の中から本物の化石や鉱物の結晶を取り出します。お値段200円と破格です。
発掘できるのは、アンモナイト、サメの歯、巻貝、サンゴなど。お時間がない場合は、自宅に持ち帰って発掘できます。
さまざまな道具を使って石を削っていきます。
さらに発掘したい方には、プレミアムな発掘セットがあります。
モササウルスの歯(1,000円)、蛍光鉱物セット(1,000円)、鉱石セット(1,500円)など。
「おうちでプレミアム 三生代」2,000円
古生代、中生代、新生代を代表する実物化石を発掘することができる、プレミアムセットです。
まとめ
北海道足寄町で産出した動物化石を中心にした化石の専門博物館『足寄動物化石博物館』をご紹介しました。
絶滅してしまった謎の多い動物「デスモスチルス」やクジラの仲間の骨格標本、足寄周辺の地層や岩石から十勝の歴史を学ぶコーナーなど見どころが多いです。
ツールを使って石の中から化石を掘り出すミニ発掘体験、化石の石膏レプリカ作りなど、予約不要の体験メニューも豊富です。子供も大人もはまる博物館です。