ダム湖百選にも選定されてた『豊平峡ダム』北海道屈指の紅葉の名所です。豊平峡独特の美しい岩肌と圧倒的な迫力のダムが作り出す壮大な景色は必見です。
豊平峡ダム入口から豊平峡ダムまでの約2kmは一般車両は通行できません。徒歩か電気バスを利用します。
初めて訪れる際には、豊平峡ダムまでどうやって行こうか悩むところです。実際に豊平峡で紅葉を楽しんできましたので、そのアクセス方法とダムへの行き方を解説します。
豊平峡ダム駐車場へのアクセスと基本情報
● 札幌中心部から車で約60分
● 定山渓温泉街から車で約15分
● 住所:北海道札幌市南区定山渓840番地
● TEL:011-598-3452(豊平峡電気バス)
● 駐車場:あり(無料)
● 公式サイト:豊平峡
● 電気バス運行期間:6月〜11月初旬
● 電気バス運行時間:8:45〜16:00(下り最終便16:30)
※ 冬期間(11月上旬から4月下旬)は、途中の市道が通行止めとなっています。
車を利用
電気バス乗り場のある豊平峡ダムの冷水駐車場まで車でアクセス可能です。この方法が一番簡単な方法かと思います。
札幌からは国道230号をずっと走ります。
駐車場は250台分完備ととても広いですが、紅葉時期の週末などは大変混雑することが予想されます。駐車場に入るまでに渋滞が発生することもあります。
筆者は平日に出かけましたが、駐車場はかなり余裕がありました。
所要時間は
● JR札幌駅から60分
● JR小樽駅から60分
● 定山渓温泉街から15分
● 洞爺湖から70分
● 中山峠から30分
じょうてつバスを利用
札幌駅からじょうてつバスの「かっぱライナー」を利用できます。札幌駅から小金湯温泉、定山渓温泉を経由して豊平峡温泉まで乗車できます。
豊平峡温泉までのバスなので、その後のことを考ると大変です。豊平峡温泉からダムまで徒歩1時間です。ちょっと無理がありますね。
定山渓温泉で下車して、豊平峡ダムライナーに乗り換えるのが無難です。
運賃は
● 札幌駅ー小金湯温泉 片道 大人750円、小人330円
● 札幌駅ー定山渓温泉 片道 大人960円、小人480円
● 札幌駅ー豊平峡温泉 片道 大人960円、小人480円
豊平峡ダムライナーを利用
秋の紅葉の時期に運行される定山渓と豊平峡ダムをつなぐバスです。
乗り場は定山渓観光案内所。ハイブリッド電気バス乗り場のある豊平峡ダム駐車場まで直行します。
1日の往復回数は2020年度は4往復。運行期間も短めの10月3日〜10月18日(日)まで。
年度によって変更がありますので、詳細については豊平峡アクセスのページまで。
運賃は
● 大人1,000円
● 小人(小学生)320円
豊平峡ダムライナー往復とハイブリッド電気バス往復のセット料金です。
駐車場から豊平峡ダムへの行き方
行き方は2つ、徒歩とハイブリッド電気バス
冷水駐車場から豊平峡ダムまでは、自然環境保護のため一般車は入れません。約2kmの道のりを、徒歩またはハイブリッド電気バスを利用します。
所要時間は、
電気バス:5〜6分
徒歩:約30分
途中、暗く長いトンネルを2か所通ります。徒歩にするか電気バスにするか迷うところだと思います。記事を参考にどちらかを選んで楽しんでください。
筆者は往路は電気バス、復路は小学生と一緒に歩きました。結果、どちらも楽しみました!
ハイブリッド電気バスで豊平峡ダムへ
駐車場、ダムライナーバス停の横にチケット売り場と電気バス乗り場があります。
【電気バス料金】
大人(中学生以上):640円(片道360円)
小人(小学生):320円(片道180円)
未就学児:無料
敬老割引(65歳以上):580円
団体割引(10名以上):大人580円 小人290円
障がい者割引:大人320円 小人290円
【電気バス運行期間】
6月1日(月)〜11月3日(火・祝)
※ 2020年度の予定
【電気バス運行時間】
8:45〜16:00
※ 上り最終16:00、下り最終16:32
乗車時間は5〜6分間
お得なパックプランもあります。
● お食事パック(電気バス+ジンギスカンセット)1,650円
● お食事パック(電気バス+豊平峡ダムカレーセット)1,300円
● 日帰り入浴パック(電気バス+温泉入浴)大人1,270円、小人720円
温泉に入る予定の方は、温泉パックが断然お得です。
JAFの優待割引も利用できます。電気バス往復乗車料金が大人60円引き、小人30円引きになります。片道乗車料金は割引になりません。
現在3代目の電気バスは、豊平峡で5台運行しています。2000年に導入された3代目は、トヨタハイブリッド遊覧改造型電気バス。
電気バスの車内は、座席が並列向かい合わせに並んでいます。立ち席を含めると40名ほどが乗車できます。
九段の滝、千丈岩が見られる第一滝見橋ではしばらく停車するので周りの景色を楽しめます。
暖かい日には横と後ろのフィルムがオープンになります。途中のトンネルは景色は見えないのでけっこうなスピードで通り抜けます。
徒歩で豊平峡ダムへ
駐車場から歩き始めるとすぐに冷水トンネルが見えます。両サイドの苔に趣を感じます。
トンネル内は片側に歩行者用のスペースがあります。トンネル内は薄暗く、道幅は狭くなっているところもあります。
ハイブリッド電気バスでは、ほんのわずかの時間停車する第一滝見橋。徒歩だと千丈岩をじっくり見ることができます。
バスからはちらっとしか見えなかった九段の滝もゆっくり観賞できます。
2つ目のトンネルを抜けると豊平峡ダムに到着です。途中の景色が見たいがために歩いている人がけっこう多く見られます。
筆者は景色を楽しみたかったので、復路を徒歩にしてみました。小学生と一緒に歩いても、30分以内で到着しました。トンネルを通るワクワク感もあり、30分はあっという間でした。
小学生でも歩けるので時間に余裕がある方はぜひ片道だけでも歩いてみてください。どちらを徒歩にするか迷ったら復路をお勧めします。往路は若干ですが上り坂となっていますので、帰りに歩いた方が楽です。
豊平峡ダムまでの道のり&ダムからの紅葉の美しさはこちらの記事から。
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まとめ
北海道屈指の紅葉の名所『豊平峡ダム』までのアクセスとダムへの行き方を解説しました。
初めて訪れる際には、豊平峡ダムまでどうやって行こうか悩むところです。一度訪れるとまた行きたくなるそんな素晴らしい景色が待っています。ぜひお楽しみください。
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