『はまなすの丘公園』は、石狩川の河口に形成された砂しに広がる自然公園です。石狩のシンボルとも言える石狩灯台があり、公園からは美しい夕陽を見られます。
石狩川が運んだ砂が日本海からの風と波によって積もり形成された大地には、約180種類もの貴重な海浜植物が自生します。
季節ごとに咲くハマナスやイソスミレなどの花々、ヒバリ、ノゴマなどの野鳥観察を楽しむことができます。
はまなすの丘公園ヴィジターセンターのアクセス・駐車場など
● 札幌中心部から車で約45分
● 北海道中央バス「札幌バスターミナル」から「石狩」行きで約60分「石狩」下車徒歩20分
● 住所:北海道石狩市浜町29-1
● TEL:0133-62-3450
● 開館時間:9:00〜18:00(4月29日〜8月31日) 9:00〜17:00(9月1日〜11月3日)
● 営業期間:4月29日〜11月3日
● 駐車場:あり
● 公式サイト:石狩市ホームページ
はまなすの丘公園ヴィジターセンター
はまなすの丘公園の散策道の入口に位置するヴィジターセンター。石狩浜海浜植物保護センター、あそびーち石狩、カピパラがいる温泉石狩天然温泉番屋の湯が近隣にあります。
駐車場は、ヴィジターセンターのすぐお隣に30台のスペースがあります。はまなすの丘公園の散策には、こちらの駐車場を利用します。
館内には、一般トイレ、車椅子用トイレ、オムツ交換台が設置され、自由に利用できます。
ヴィジターセンターの1階は、石狩の特産品やハマナスの関連商品などのお土産を販売する売店があります。
初代石狩灯台で使用されていた可能性が高い灯台レンズである「無等不動レンズ」と、2代目である現在の石狩灯台で建設当時から使われていた「旧石狩燈台燈器」が展示されています。
写真右側の「無等不動レンズ」は、「3面1層」という珍しい形状で、約11km先まで光が届いたという記録が残っています。
2階のテラスからは、石狩湾と石狩川、ハマナスの丘公園を一望することができます。
石狩灯台についての展示では、1892年に初めて点灯してからの灯台の変遷や仕組みについて知ることができます。
灯台用電球の見本や、様々な灯台の模型が展示されています。
不動の人気!ハマナスソフトクリーム
1階の売店では、ソフトクリーム、ホットコーヒー、ココア、カフェオレなどを販売しています。石狩産しそサイダー(200円)もおすすめです。
不動の人気No.1ハマナスソフトクリーム。ハマナスの香りがふんわり広がる、爽やかなソフトクリームです。
ハマナス、バニラ、ミックスの3種類あり、各300円です。キッズサイズも200円で提供しています。
はまなすの丘公園
はまなすの丘公園の散策は、ヴィジターセンター前の木道入り口からスタートです。ヒバリ、ホオアカ、ノビタキなどの野鳥も観察できます。
約46ヘクタールの公園には、約180種類の海浜植物が自生し、たくさんの昆虫、鳥、動物も生息しています。ここでしか見られない貴重な自然に触れることができます。
自生地として北限である絶滅危惧種イソスミレの5月の開花を皮切りに、ハマハタザオ、ハマヒルガオ、ハマエンドウ、ハマボウフウ、エゾカワラナデシコ、エゾスカシユリ、ノハナショウブなどの花も見られます。
風の影響で背の低いハマナスが群生しています。ハマナスの花は、6月〜7月にかけて見頃となります。
散策道には、入り口から約800mのところにあずまやがあります。さらに進むと、湿原地帯となり、展望ベンチも設置されています。
石狩灯台
1892年1月1日(明治25年)の開設以来、石狩のシンボルとなっている石狩灯台。開設当時は、灯台付近が河口でした。現在はそこからさらに1300mも伸び、はまなすの丘とよばれる地形になりました。
まとめ
石狩川の河口に形成された砂しに広がる自然公園『はまなすの丘公園』をご紹介しました。石狩のシンボルとも言える石狩灯台があり、公園からは美しい夕陽を見られます。
公園内では、約180種類もの貴重な海浜植物が自生します。季節ごとに咲くハマナスやイソスミレなどの花々、ヒバリ、ノゴマなどの野鳥観察を楽しむことができます。
▽ 関連記事