2020年からの新指導要領により、小学校、中学校での英語教育が大幅に変更されます。小学3年生から外国語活動として英語教育が導入され、小学5、6年生から教科としての英語が始まり、成績もつくようになります。
これからますます、英語学習、英語習得の必要性が高まっていくことは誰の目にも明らかです。小学3年生からいきなり、英語に触れるのではなく早くから英語に触れることで、英語学習のスピードも早まりますし、英語を楽しむ素地もつけることができます。
そんな中、まず取り組むことができる一番手軽な方法が、子育てに英語を取り入れることです。親は子供にとって、最初で最高の先生です。子育てに英語を取り入れてみませんか?子育て英語にチャレンジする親子のヒントとなるように、取り組む前に読んでおさえておいたほうがいいことをご説明します。
子育て英語フレーズ:どうして英語で子育てするの?
英語習得にかかる時間は?
外国語習得にかかる時間は、習得者の資質、費やすことができる時間、意欲、これまでの言語習得の経験など、様々な要素によってかわってきます。
一般に、日本人が英語を習得するのにかかる時間は、2500時間から3000時間と言われています。小学、中学、高校の英語学習の時間は1000時間と言われいます。単純計算すると1500から2000時間は不足することになります。
学校の授業だけでは圧倒的に時間数が足りないことがおわかりいただけると思います。英語を習得するためには、より多くの英語に触れることが大切です。浴び続ける量が増えれば増えるほど、英語習得には有利になります。
子供にとってママが一番の先生
母語の習得にも同じことが言えますが、子供にとってママあるいはパパが一番の先生です。ママやパパとのやりとりで子供は多くのことを得ることができます。
まず、生まれた時から一番長くそばにいる存在であるママ。子供にかけてあげられる時間は誰よりも多いですよね。朝から晩まで、子供の生活のすべてに関わっているママは、日常のすべての中で学びの機会を与えることができます。日常が学習の場になっているのです。その毎日の積み重ねが、子供の成長を助けます。
英語学習にも同じことがあてはまります。毎日の普通の生活の中で、英語を組み込んでいくことで学習効果があがります。信頼するママの言葉で子供は無理なく英語を吸収していくことができるのです。
ストレスのない環境での英語学習の効果
学校やその他の学習環境よりも家の中は子供にとってストレスがなく安心していられる場所ではないでしょうか。その安心していられる環境、間違えても恥ずかしくない環境は、英語学習の中でとても重要な要素となります。
子供は安心していられる場所、信頼できるママと一緒なら、安心して英語に触れ英語を発することができるようになります。
子育て英語フレーズ〜これってどうなの?
ママの英語・発音で大丈夫?
英語に自信のないママ、発音に自信のないママ、それで大丈夫です。完璧である必要も、ネイティブのようにきれいな英語を話す必要もありません。
世界には様々な英語が存在します。私たちが普段最も耳にするのはアメリカ英語だと思いますが、世界の英語話者のほとんどが、そのアメリカ英語以外を話します。
その地域によって、発音もアクセントもまったく違います。日本でも地方によって、まったく理解不能な日本語もありますよね。それと同じで英語も様々で、この発音でなければ間違いだ、ということはありません。いろんな英語があっていいのです。正しい発音にこだわるよりも、より多く英語に触れて慣れることが大切です。
ママも英語を話す練習をして、より英語らしく話すことを目標にしていってもいいでしょう。子供のために続けていくと、ママのほうも英語が上達するという効果ももちろんあります。英語に自信のないママは、前もって発音をチェックし練習してみることをおすすめします。繰り返しますが、完璧な発音でなくても大丈夫です。
どうしてフレーズで話すの?単語はやらなくていいの?
子育てに英語を取り入れるときは、ぜひ単語ではなくフレーズで話しかけるようにしてみましょう。
単語を覚えることももちろん大切なことです。しかし、ママが子供に話しかける時、単語で話しかけるでしょうか?自然な親子の会話はフレーズでなりたっています。子育て英語も、単語ではなくフレーズを使うことによって、フレーズ全体として子供は認識でき、理解できるようになっていきます。
生活の場面に沿った英語フレーズを1日1フレーズでいいので使ってみましょう。1度使ったフレーズは、次の日から繰り返し使いましょう。場面に合わないフレーズは使わないように心がけましょう。実際の動作や、体験と結びついたフレーズを使うことで子供はフレーズの意味を理解し、またそのフレーズに対する行動をすることができます。
子育て英語の目標は?
子育てに英語を取り入れる時、目標はどこに置けばいいのでしょうか?
日本で日本人の両親が子育てをする場合、ネイティブのように英語を話せるようになるということを目標にすると、親も子もとても厳しい道のりを歩くことになると思います。不可能ではありませんが、相当の意志と犠牲を伴うものであることは間違いありません。
親子で楽しく英語を学習し、完璧を目指さず、将来の英語学習に向けての基礎を作ることが日本の普通のご家庭の子育て英語の目指すところと考えます。
英語学習の基礎を小さなうちから作っておくことは、将来、文法を理解するようになってからの英語学習に大きな役割を果たします。英語フレーズを日々積み重ねていくことで、英語の音に慣れ、英語を意味の塊で理解することもでき、英語を話す素地がつくということは間違いありません。
子育て英語フレーズで得られる効果
英語学習のスタートに差をつけられる
英語フレーズを続けるだけで、将来英語がネイティブ並みに話せるようになると保証できるわけではありませんが、基礎力をつけられることは間違いありません。
日々積み重ねて覚え、使ってきたフレーズは将来の英語学習の基礎となります。この基礎力こそが、英語習得の今後にはっきりと現れ差を生み出していきます。
英語学習の壁が低くなる
学校でいきなり英語を学習するよりも、小さな頃からご家庭で自然と英語に触れている方が英語や英語学習への抵抗が少なくなります。
文法習得の前に、音から入ってくる英語に触れることで英語を楽しむことができます。
身近なことを表現できるようになる
子育て英語フレーズは日常のことを英語で表現します。実際に自分の周りにあること、実際に自分が体験していることが英語になっています。自分のことや、自分の身近に起こることを自然と英語で表現することが可能になります。
まとめ
ママが教える子育て英語フレーズは、子供達の英語習得に大きな助けとなります。ママは子供にとって最初で最高の先生です。発音だって完璧でなくてかまいません。ママが楽しいなら、子供も楽しいのです。日々の親子の生活の中で、英語フレーズを実践してみることで、英語学習の基礎を作ることができます。英語を将来話す基礎を作るためにとても有効な英語フレーズを子育てにとりいれてみませんか。
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